仕事とラグビーを両立して新潟のスポーツ界を盛り上げたい

プロフィール

選手名 天谷 友紀(あまや ゆうき)
競技名 ラグビーフットボール(女子)
所属企業 株式会社新潟日報社
入社時期 2018年4月
生年 1993年
出身地 新潟県北蒲原郡聖籠町
出身校 新潟県立新発田高等学校、筑波大学、筑波大学大学院
活動拠点 新潟市中央区、新発田市など
所属チーム名/ポジション とらい夢ブレーカーズレディース/新潟県国体選抜/ウイング、センター

これまでの戦績

高校(陸上競技)

2010年全国高校総体 女子200m 8位

大学(ラグビー)

2016年岩手国体 7人制ラグビー女子 7位(新潟県代表)

社会人(ラグビー)

2022年栃木国体 7人制ラグビー女子 7位(新潟県代表)

インタビュー

Q1:普段のスケジュールを簡単に教えてください

月曜日から金曜日は、9時から19時まで休憩時間を除き、9時間ほど勤務しています。月に1度ほど、出番で休日に仕事をすることもあります。シーズン中は週に2回、夜の19時から2時間の練習に参加しています。休日は高校生や社会人が集まり、より大人数でチーム練習をしています。チーム練習がない平日は帰宅後にランニングを行うほか、休日もジムに通うようにしています。平日に練習のある日はなるべく早く会社を退勤させていただけるよう相談したり、出勤時間を前倒し、仕事を早く終えることができるよう工夫したりしています。

Q2:所属している会社の事業と、仕事内容を教えてください

新潟市に本社を置く新聞社で、「新潟日報」や「おとなプラス」などを発刊しています。近年は「新潟日報デジタルプラス」など、WEBなどデジタル分野に力を入れています。私は報道部の記者として主に県内経済を担当し、食品関係の企業を取材させていただくことが多いです。本県には米菓メーカーや酒造会社を始め、魅力的な食品関係の企業が多数あります。
企業の取り組みや、関心度の高そうな新商品などをなるべく読者に分かりやすい形で記事としてお届けすることを心がけています。

Q3:会社からの競技面のサポートなどはありますか?

国体などの試合前の練習がある日は、なるべく早く退勤させていただけるよう調整してもらっております。大会前にはサプライズでメッセージの寄せ書きを頂いたり、「頑張ってください」と多くの方から声を掛けていただいたりしました。 国体本番では県外まで上司が応援に駆けつけてくださいました。会社からの応援がとても励みになります。

Q4:社会人アスリートというキャリアを選んだ理由を教えてください

私の人生をこれまで振り返ると、勉強とスポーツの両方を頑張れる環境を第一に選んできたと思っています。
片方だけに注力すると、うまくいかなくなった時に精神的に窮屈になりがちです。これまでの経験から、勉強を頑張ることでスポーツに、スポーツを頑張ることで勉強にも良い相乗効果が生まれる場合が多く、片方がうまくいかない時でも良い切り替えができてきました。社会人になっても同様、仕事とスポーツを両方頑張れるキャリアが自分に合っていると考えました。元々地元で働きたい思いは強くあり、引退後のキャリアも考え、社会人アスリートという選択肢を選びました。

Q5:仕事と競技それぞれで大切にしていることはありますか?

仕事では事前の準備が大事だと思っています。取材をする際、相手先のことや背景を知らないと良い質問はできません。企業に取材をする前には必ず、今どんな分野に力を入れているか、最近はどんな取り組みをしてきたかなどを前もって調べ、取材時にはより深いところまで取材できるよう準備をしています。競技では当たり前ですが、けがをしない体作りです。2年前に膝の前十字靱帯を断裂する大けがを負いました。けがを機に自分の体と向き合い、股関節など硬かった体の可動域や柔軟性、左右のバランス差をなくすようなトレーニングを取り入れるようになりました。

Q6:今後の仕事・競技の目標を教えてください

仕事では、記者として5年目とまだまだ未熟な部分が多いので、まずは原稿を正確に分かりやすく書くスキルを高めたいと思っています。取材先の方々とより良い関係性を築き、多くの読者に読んでもらえるような記事をお届けしたいと考えております。競技は国体で、新潟県代表として過去最高成績の7位以上の成績を目指します。仕事と競技、両方を高め合っていきたいです。

Q7:社会人アスリートを目指す方へメッセージをお願いします

生まれ育った新潟で競技をしながら、スポ-ツを行う今の生活にやりがいを感じています。地元に根ざしながら、社会人アスリートを目指してみませんか。今後の人生においてもこの経験は必ず生きると信じています。一緒に新潟のスポーツを盛り上げましょう!