オリンピックでのメダル獲得を目標に競技に取り組んでいく

プロフィール

選手名 古俣 聖(こまた あきら)
競技名 フェンシング
所属企業 株式会社本間組
入社時期 2020年4月
生年 1998年
出身地 新潟県新潟市
出身校 新潟第一高等学校、中央大学
活動拠点 東京都
所属チーム名/ポジション 株式会社本間組/エペ

これまでの戦績

高校

2013アジアユースゲームズ(17歳以下の部) 3位
2014アジアカデ選手権大会(17歳以下の部) 2位
2014世界カデ選手権大会混合団体(17歳以下の部) 2位
2015年度全国高等学校総合体育大会 3位

大学

2017アジア選手権大会(20歳以下の部) 3位
2017世界ジュニア選手権大会(20歳以下の部) ベスト32
2018年度関東学生フェンシング選手権大会 優勝

社会人

2021シニアワールドカップロシア大会 7位
2022アジア選手権大会 2位
2022シニアワールドカップカナダ大会 団体3位
2023シニアグランプリカタール大会 3位

2023アジア大会中国・杭州 準優勝

インタビュー

Q1:普段のスケジュールを簡単に教えてください

毎週木曜日を除く月曜~土曜日まで、味の素トレーニングセンターにてナショナルチームの練習に参加しています。ナショナルチームの練習は9時30分~12時の午前練習、16時~18時30分の午後練習に分かれ、空いた時間に各人でフィジカルトレーニング等を行います。週に一度木曜日に出社をし、8時30分から17時30分まで8時間勤務しています。

Q2:所属している会社の事業と、仕事内容を教えてください

当社は新潟市に本社を置く建設会社です。地域開発、都市開発、海洋開発等々様々な事業を行っています。私は東京支店の総務部に所属し、自身の活動報告書の作成や電話対応といった仕事を行っています。まだまだ任せていただける業務が少ないので、自分の能力開発に励み、様々な業務に携わることが出来るよう努力しています。

Q3:会社からの競技面のサポートなどはありますか?

年間で10大会以上ある海外遠征費、合宿費、用具代等々の金銭的なサポートを受けています。また、普段から出社は週に一度にしていただき、競技に専念出来る環境に身を置かせていただいています。他にも、社内の皆様からのご声援の力も大きいです。先日、アジア選手権大会の結果報告のため新潟本社に伺った際には、たくさんの社員の方々から「凄いね、パリオリンピックにも出られるように頑張って」と声をかけていただきました。そうした皆様からのご声援を糧に日々競技活動に励んでいます。

Q4:社会人アスリートというキャリアを選んだ理由を教えてください

大学卒業が迫り、今後のキャリアを考えた時、社会人アスリートという道を選べば、社会人としては周りから大きく出遅れてしまうことは理解していました。それでも、小さい頃から憧れていたオリンピックの舞台でプレーをし、メダルを獲得するという夢を諦めることが出来ず、社会人アスリートというキャリアを選びました。今では、競技生活を通して培ったものの中で、社会人生活においても活用できるものが必ずあると思うので、そうしたものを一つでも増やすべく、精一杯競技に取り組もうと考えています。

Q5:仕事と競技それぞれで大切にしていることはありますか?

仕事面では、特に先輩方の業務を手伝わせていただく際に、この仕事が何に繋がっているのか、業務の全体像を理解することを意識しながら取り組むようにしています。また、社会人アスリートというキャリアは周囲の方々からの理解と共感があって、初めて続けていけるものだと私は思います。その為、競技面においては、皆様に応援してもらえる選手で在り続けられるよう、練習・試合等の競技活動に真摯に取り組んでいくことを大切にしています。

Q6:今後の仕事・競技の目標を教えてください

仕事では、まだまだ任せていただける業務が少ないので、積極的に能力開発を行い、自分の出来ることを増やしていくことが当面の目標です。競技では、パリオリンピック出場及びそこでのメダル獲得を目指して、日々、競技活動に取り組んでいます。競技を引退してから競技生活の中で学んだものを活かす為にも、今は競技に専念し、多くのものを吸収していきたいです。

Q7:社会人アスリートを目指す方へメッセージをお願いします

社会人アスリートとして続けたいと思える、そんな情熱を注げる何かを持っているというのは素晴らしいことだと思います。自分の掲げた目標に向かって挑戦する社会人アスリートの仲間が増えたら嬉しいです。共に挑戦することを楽しみましょう!