社会人スポーツ活性化セミナー2018in上越を開催しました

2018年01月19日 お知らせ

平成30年1月19日(金)、14時から上越市市民プラザにおいて「社会人スポーツ活性化セミナー2018in上越」を開催しました。
株式会社小松製作所女子柔道部長の本多孝一様並びに女子柔道部担当課長の長井淳子様から「女子柔道部を支える企業の社会貢献」と題してご講演をいただきました。
株式会社小松製作所(コマツ)女子柔道部は、2004年アテネ五輪・2008年北京五輪金メダリストの谷本歩実選手や、2012年ロンドン五輪銀メダリスト杉本美香選手ら女子柔道のトップアスリートを輩出する企業チームとして知られています。創設は1991年、同社創立70周年の記念事業の一つとしてスタートしました。
本多様から創設の経緯や人材を重んじる企業理念、支援体制や活動内容、社会貢献等を、長井様からはコマツとの出会いからトップ選手としての歩み、ライバルだった田村亮子選手(現:谷亮子氏)とのかかわりや葛藤、コマツの選手の指導や選手の成長等についてお話がありました。
同社の特徴は、企業スポーツを同社の宣伝としないこと、継続すること、そして選手を正社員として雇用し、引退後も社員として雇用しつづけ、選手のキャリアを支援していることです。また、企業全体で女子柔道部を応援、海外遠征にも100名程度の応援団が駆けつけます。普段から選手が女子柔道部員である前に「コマツの社員」という意識を持ち、それに社員の皆さんも応え、選手と企業が一体となって応援する姿勢に、参加者の皆様も感銘を受けたのではないでしょうか。長井様は以前本県で柔道の指導をしていただいたことがあり、本県への多大なるご貢献に感謝申し上げます。
当日は、降雪のところ講師の皆様、参加者の皆様からご来場いただき、改めて深く感謝申し上げます。

株式会社小松製作所 女子柔道部長 本多 孝一 様

本多様によるオリンピックメダリストの谷本選手と杉本選手のご紹介の様子。お二人とも社員として活動中。同社では、選手の雇用方針を定め、応援体制やセカンドキャリア支援等、安心して競技に専念できる環境を整備しています。

株式会社小松製作所
女子柔道部担当課長 長井 淳子 様

長井様から女子柔道部の理念について、同社の掲げる「コマツウエイ」を女子柔道部でも作り意識を高めました。選手と会社のかけはしとして、重要な役割を果たしていらっしゃいます。

1月の寒い時期でしたが、70名余りの参加者で会場は大盛況でした。活発な質疑応答もみられました。

協議会の取組とアスリートの雇用支援についてコーディネーターより説明しました。

新潟県社会人スポーツ推進協議会
馬場潤一郎会長 開会あいさつ

新潟県社会人スポーツ推進協議会
本間達郎幹事長 閉会あいさつ

新潟県社会人スポーツ推進協議会 中島郁雄事務局長